2006-02-24 第164回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
したがって、日本では、いい学校、いい大学、そしていい会社、こういったルートがつくられて、学校や大学の格を競う日本特有の学歴競争社会というものがつくられたわけです。
したがって、日本では、いい学校、いい大学、そしていい会社、こういったルートがつくられて、学校や大学の格を競う日本特有の学歴競争社会というものがつくられたわけです。
それからもう一つ、心理的な負担のところでは、特に今、虐待とか子育ての仕方が分からないということで、そういう不安もあるんですけれども、特にそのアンケートの中で出ていたのは、学校でいじめや不登校や非行と言われるああいう問題行動、少年犯罪というような、そういうことが起きているので、自分が子供を産んだときに、そういうことに巻き込まれて、あるいは自分の子がそういうことを起こすんじゃないかというような不安と、学歴競争社会
そういう意味では、そういう子供が心に傷を負わない、児童虐待、性的虐待というのはその最も重いものでありますけれども、そうでなくても、例えば現在問題になっているいじめとかあるいは学歴競争社会における親からのプレッシャーとか、そういったものが軽くなればこういう少年非行には走らなかっただろうと思われるケースは非常に多いわけですね。
第十四期中教審答申は、偏差値に基づいた学歴競争社会では個性及び創造性ある日本人を育てることは極めて困難であると指摘しています。子供たちがゆとりを失い、本来なら楽しかるべき学校生活に疲れ、人間関係を損なっていることは、登校拒否六万七千人、高校中退十二万人という結果にもあらわれています。